『新時代に向けての決意表明』
アジア予選敗退。
昨日のキルギスタン戦の結果をうけて、今年のワールドカップ(コロンビア)への道がなくなりました。
みんなが予選を勝ち上がってくれると信じていたので、どうにかしてW杯本選には出てやろうと気持ちを切り替えてトレーニングに励んでいました。
自分の実力不足で今回のアジア選手権ではピッチに立てなかったので、そこを勝ち取ったみんなが最強メンバーとして代表して全力で戦った結果なので結果に関しては受け止めています。
自分達を代表して戦ってくれた選手・監督・コーチ陣、スタッフのみんな本当にお疲れ様でした!
もちろん一番悔しくて辛い思いをしているのは戦ったみんなと思います。
ただ、自分のなかでも、2012のタイW杯からのこの4年間、今年のコロンビアW杯のために人生かけてやってきたので、きのうの敗戦はただの負けではなく、その4年間の区切りを意味します。
急に見えていた未来が変わり、新時代が幕を開けました。
自分自身で切り替えるためにも今の自分の気持ちを長々綴らさせてもらいます。
ウズベキスタンはどうか知らないけど、今回のアジア選手権でベスト4に入ったイラン、タイはプロリーグがある。
日本を破ったベトナムは、プロリーグはないけど、自分がレンタル移籍していたタイソンナムというチームに、監督含めた代表メンバーの9割が所属し、完全プロでスポーツコートの正規の練習場と、寮とご飯が用意され、かなり良い環境で年間を通して数年活動してきた。
それに対し、アジア2連覇していたチャンピオンの日本はまだプロリーグではなく、そこを倒したいベトナムやタイや中国やイランなどは日本を倒すためにプロとして強化している。
一番上にいた国の環境がまだ整備されていない。
もちろん、ずっと色々な立場の人達が環境を良くしようと全力で頑張っている。
しかし、なかなか進まない。
代表を背負って戦っていると『代表の結果が環境をよくするから頑張れ』とよく言われる。実際にそれは一つの要因としては確かにあると思うけど、
2004年ワールドカップ初出場~本選予選敗退から、2008にW杯初勝利、2012W杯ベスト16。
そしてアジア2連覇と最低限結果を出し、常に矢印を上向きに結果は出してきた。
自分はそれら全てピッチにいてそれを体現してきて、その矢印に合わせて、少しずつでもプロ化はまだかまだかと待っていたが、結局環境はあまり変わらず、現在もプロリーグではないので自分で環境作りをする日々に追われている。
次に代表として結果を出せるのは4年後のアジア選手権とワールドカップのみ。
4年後は37歳。
もちろん選手として目指したいと思いますが、そこまで黙って待ってはいられないので、自分で立ち上がってフットサルの普及・発展にも尽力し、少しでも環境をよくしていきたいと思っています。
自分にはそういったフットサル界を盛り上げていく責任があると思っています。
ワールドカップ優勝とまではいかなかったけど、12年間代表としてピッチで戦い続けてきているので、協会の方、Fリーグの方、チームのスタッフの方など頑張ってくれている方と同様、自分も人生かけてやってきた現場の選手として発言する権利はあると思うので、出来ることをもっとやっていこうと思っています。
6年前にフットサルスクールを立ち上げ、3年前にはオンライン・フットサルショップ、半年前にはフットサルコートを作ったりと色々とやって来ましたが、もっともっと気合い入れてやっていかないといけません!
まだまだ自分にしか出来ないことはあるはず!!
現役だからこそ出来ることもまだまだあるはず!
数人の選手もそういった考えで会社やプロジェクトを立ち上げて頑張っています!
そんな仲間達や、サポーターを含めたフットサルに関わる全ての人達と共に、フットサル界のパイを広げ、サッカー界でのフットサルの地位を高め、お互いがもっとプラスになっていくために、色々と仕掛けていこうと思っていますので、皆さん自分についてきてください!
そして、ご協力よろしくお願いいたします!
俺らが目指す世界のベスト4に入るためには、ベトナムやタイが僕らに対してそうしてきたように、そのチームよりもっと環境を良くしていかないといけないと思います!
失敗を恐れず、フットサル界がこの敗戦をキッカケに良くなるために立ち上がり、チャレンジしていこうと思います!
稲葉洸太郎
トントン拍子で駆け上がっていったので、プロ化も視野に入れたいろんな未来を想像できて楽しかったですよね。ただ、稲葉さんの指摘どおり環境は変わらない。
現状はマーケット規模が小さすぎるので、投資対象になりえないのかもしれませんね。お金が入ってこない以上、環境はよくならないわけで、動員(含むキャパ)、テレビ放映などを鑑みても、根っこから違った視点のビジネスモデルを練り直す必要があるかもしれませんね。
私も頑張って周りを巻き込みながら、勉強しつつ考えてみます。
初めまして。
フットサル選手が指導してくれるクリニックへ行くと、稲葉さんのお名前を聞く機会が多いです。
出来ることしか出来ませんが、ファンでも協力出来ることあれば、ドンドン発信してください。
フットサル界をよくするには、結果だけではダメだと思います。
昨日の結果に対して、何万人かが批判のツイートをするくらいでないと。
サッカーの場合、日本代表といえば殆どの人が心にmyジャパンを持ってます。
あの選手を招集したい、こんな戦術が良い等。
そこまでサッカーは浸透している。
フットサルはどうでしょう?
日頃競技でやっている人以外は、楽しく体を動かしたい、サッカーの延長上で程よく球蹴りしたいってくらいでフットサルを嗜んでいる程度の人が殆どじゃないでしょうか。
だからFリーグを試しに見てみたって、どの選手がどう上手いんだとか、チームが何を狙ってるのかもよくわからないからボール回ししてるだけに見えて退屈なんじゃないでしょうか。
だからもっとマニアを増やさないと注目度も上がらないし環境も良くならないと思います。
ありきたりなクリニックをしても、BSで代表戦を見てくれる人はなかなか増えないのが現状。やるのは楽しくても、見る楽しさは感じないと思います。
そこをもっと何とかしてもらいたい。
できる事なら何とかしたい。
そんな活動期待してます。これからも頑張ってください。
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