2015年のシーズンを終えて
今日で2015年のシーズンが終わりました。
勿論、まだCS、その先も残っています。
しかし、一つの区切りとして皆さんにご報告したいと思います。
先ずはマリーンズファンの皆さん、いつなんどきでも、熱く温かい応援をしてくださいまして
本当に有難うございました。
皆さんは言うまでもなく僕らマリーンズの26番目の戦士であり、チームメイトです。
心から感謝します。
僕自身を振り返れば、今年の目標は全試合に出場をすることでした。
自分の数字云々よりも、全試合に出ることによってチームを引っ張って行く、勝利に貢献していくんだと強い決意を持って臨んだシーズンでした。自分の存在感を出せば、自ずと成績も付いてくると思っていました。
シーズンに入り、決して調子が良いとは言えませんでしたが、当初に掲げた目標「全試合グランドに立つんだ」という想いを胸に頑張ってきました。
数字も3割をキープ出来、「さぁ、これから僕の大好きな夏だ」と思っていたところ、7月14日のオリックス戦、左手に死球を受けて骨折という最悪の事態になりました。
実は死球を受けた瞬間、ヤバイと感じましたが、事実を誤魔化したい気持ちもあったんでしょう、その後もプレーを続けている自分がいました。
「嘘で、夢であってくれと」。
しかし現実は違いました。お医者さんから「骨折全治8週間」と診断された時は、 正直、目の前が真っ暗になりました。心も折れそうになりました。
しかし後ろを振り向いても時は戻ってきません。
今できることをとにかくやろうと直ぐに切り替えました。
リハビリ中はトレーナーさんの懸命な治療と、家では嫁が食事で最善を尽くしてくれました。
沢山の皆さんのお陰もあって、ようやく9月に戻ってくることが出来ました。
この間の経験は、後々僕の人生において大きく生きてくると思っています。
復帰は正直、自分の中で見切り発車の部分が大きく、そんな状態で打てるほどプロの世界は甘くありません。
しかし、チームが自分を必要としてくれる中、自分の状態がどうであれ、どんな形でも良いのでチームの勝利に貢献しようと思いました。
もう気持ちだけで身体を動かしていた感じでした。
そして今週日曜日、クライマックスのギリギリの戦いの中で、最後の最後に勝ち取れたのはチームにとっても自分にとっても大きな意味があったし、何よりも何よりも応援してくれるマリーンズのファンの皆さんに喜んでもらえた事が一番です。
10日からは、CSの第一ステージが始まります。
戦いの最終章の始まりです。
悔いのない最高の試合をしたいと思います、皆さんと共に。
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