「福島県いわき市に行ってきました」
今日は福島県いわき市に行ってきました。
訪問するのは東日本大震災から今年で4回目。
昨年はいわき市でオールスターが開催されましたが、必然とも云うべきご縁で
出場することも出来ました。
早朝上野駅を出発。2時間強程で泉駅に到着すると、毎回お世話して頂いている、
いわき市職員の方々と1年ぶりにお会いました。
その足で、今も風評被害影響が残る、いわき菌床椎茸組合さんのしいたけ栽培工場に。
大きな工場が幾つもあり、拝見しましたが、社員の皆さんが丁寧に栽培されている様子がとても印象的でした。
(社長さんと)
そして説明してくれる社長さんがとても明るくユーモアに溢れた説明をしてくださり、
しいたけへの愛情を感じました。
「肉厚で美味しい、いわきゴールド椎茸」
僕も是非食べたいと思います。
その後、いわき市立泉小学校へ移動。
昨年も訪問した小学校です。
(サインボールを寄贈 校長先生に)
今回は4年生のティーボールの授業に参加しました。当初予報では雨でしたが、
職員の方曰く「奇跡」で無事に屋外で行うことが出来ました。
(予告ホームラン?)
しかし、子供達みんなの元気が良い!そして明るい。なんと言っても笑顔が良い!
僕がお手本で打つのを見せるとみんな、本当に喜んでくれます。
その笑顔は僕の心まで幸せにしてくれます。
ハイタッチあり、抱きついてくれる子もいて、僕も本当に楽しかった!
寒い中ではありましたがとても熱い授業になりました。
(クラスごとに記念写真を。ガッツポーズで!)
午後は、いわき市立藤原小学校へ。
こちらは少し小高い山の中腹にある小学校でした。
残念ながら雨の為、体育館でティーボールの授業を行いましたが、入るといきなり子供達が花道を作ってお出迎えしてくれました。
(花道でお出迎え)
実は来る前に職員方から「小さい学校なのでおとなしい子が多いかもしれない」なんて聞いていましたが、そんなことはありません。
みんな元気で活気があって、和気藹々の雰囲気のもと授業が進みました。
校長先生から、「ソフトボールをやっている男の子が少し体調が悪いと言っているが、僕に会いたいからと言って」早退しなかったようです。
少し心配でしたが、いやいや杞憂でした。
その男の子、十分元気でした!いわきの子は実に強い!
このようにとても和やかな時間を過ごすことが出来ました。
(元気いっぱいの子供達)
その後、被災地の現状を現地に行って、市の職員の方から詳しい説明を聞きました。
(薄磯地区で説明を聞く)
現場に行くと海外沿いの工事がまだまだ途中であり、道半ばであることを改めて目の当たりにしました。
とにかく1日でも早い復旧を望むだけです。
最後に市内の中学生100人を対象に野球教室をしました。
行った場所は昨年のオールスターと同じ球場。
(挨拶の素晴らしさはいつも感心させられます)
残念ながら雨の為、屋内になりましたが、毎回思うのは、いわき市の野球少年は
本当に挨拶が素晴らしいんです。
野球をする上で、まず何よりも最初に出来なければならないことが「礼節」だと
僕は思っています。
本当にたくさんの少年達に見習ってもらいたいほどです。
実際に教える時も、僕の話す言葉の一言一言に真剣に耳を傾ける姿は、「この子たちには絶対にうまくなってほしいな」と心から思わずにはいられません。
きっとこの子たちは将来素晴らしい青年に育っていくんだろうなと思いました。
(最後にみんなで記念写真)
このように4回目の訪問が「あっ」という間に終わっていましました。
毎回同じ事を言っていることですが、激励に行くつもりがいつのまにか自分が勇気をもらっているようです。
大人の方々も皆さん、本当に温かい。
優しい眼差しで子供達を包んでいるからこそ、いわきの子供達があのように素直に育つんでしょうね。
きっと、今の子供達が将来、以前の景色を取り戻してくれることでしょう。
僕もこれから先、微力ではありますが、この輪の中で自分の出来ることをやっていきたい。
そう思わずにはいられない貴重な1日になりました。
最後に毎回、お付き合いいただいているいわき市職員の皆さん、学校関係者の皆さん、
ロッテ球団のスタッフ、お世話になりました全ての関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
また来年お会いしましょう。
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