今江年晶 公式サイト[今江主義]

シーズンを終えて

昨日で2009年シーズンが終わりました。
まず最初に、マリンズファンの皆さん、
そして僕をどんな時でも応援してくれた
ファンの方々に、お礼を伝えたい。
『ありがとうございました。』
今シーズンは様々なことがあり、自身も、
チームもリズムに乗りきれない状況の中、
申し訳ない気持ちで一杯です。
ごめんなさい。
昨年の怪我があり、今年はシーズン前の
自主トレーニングから、自身初のトレーナーをつけて
千葉を離れ取り組んだ。
昨シーズン終盤の骨折もあり、悔しい思いをした分、
そして2月に亡くなった母への思い、
監督ボビーへの思い、今年にかける気持ちが
強かったのは事実です。
しかし、自分の思いを遥かに越えた、
思うようにいかない様は正直辛かった。
気持ちをコントロールできない自分がいたり、
空回りしたこともあった。
全ては、これからの僕に必要なことを教えてくれた
材料ばかりで、色んなことを考えさせられたシーズンでした。
それは決してマイナスなことではなく、
とても大事な重要な時間。
家でも野球を持ち込み沈んでいたそんな時も、
支えてくれた嫁にはすごく感謝しています。
毎年シーズン最終日試合が終わるとすぐに、
何よりも先にすることが、嫁へ送る
『お疲れ様、ありがとうメール』。
何かあるごとに相談し、意見を交わしたり、
話し合いをしたり、大きな存在。
どんと構えていてくれるから、僕がこうして野球が出来る
と改めて感じました。
そして今年は僕にとって『別れの年』。
2月に最愛の母を亡くし、そして僕を育ててくれた監督、
ボビーバレンタインとの別れ。
監督との別れは、これから更に強く大きくなるには
必要なことなのかもしれない。
僕の野球人生が第4章まであるとするなら、
第1章がボビーとの出会いだったのかもしれない。
そこで見出された僕が次なるステージへ行く、
ボビーから卒業しなければいけないのかもしれない。
今の自分があるのはボビーのお陰。
最終戦セレモニーでは我慢していた気持ちが
思わず涙として出てしまいました。
なんとか打ちたかった、それがあのような形で
勝利に貢献できたことは本当に良かった。
そして試合後、球場に来ていた嫁と息子陸斗と3人で、
ボビーと監督室で別れを惜しみました。
涙が止まりませんでした。
感謝の気持ちで一杯です。
ボビーから頂いた言葉を胸に、
来季以降恩返しができるよう新たなスタートをきるつもりです。

起こるすべてのことが経験。
予想もしないことが起こるから大変なときもあるけど、
だから楽しいし、また立ち向かおう、やってやろうと思う。
人は人に支えされ、1人ではない。
一つ一つの出会いに意味があり、
起きた出来事の全てに感謝です。
最後にオーナーをはじめ、オーナー代行、球団代表、
各関係者、家族、友人、そしてファンの方々へ、
本当にありがとうございました。
これからも宜しくお願いします。

ベニーと
ランペンコーチと

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