今江年晶 公式サイト[今江主義]

心に響きます

今日は最近読んだ、ある本のことを書きたいと思います。
その本とはタイトルが
「よし、かかってこい!」というもので、
知人の方から僕の誕生日にいただいた本なんです。
実は後から聞いたら、その方がうちの嫁に会った際、
「今江君へのプレゼントは何がいいでしょう?」と
相談されて、嫁が「心に響く本を贈ってやってください」
と話したそうです。
こんな会話から、僕はこの本と出会ったんです。
僕は読みながら、思わず泣いてしまいました。
とても感動という言葉だけでは表現出来ないものでした。
本の内容はと言うと、
農業を営んでいた著者である大野さんが、
ある日トラクターを洗っていた時に、
両手を切断する大事故に遭ってしまいます。
そして、両手を失われた事によってわかった事、
もちろん失ってからは様々な事があり、
受け入れたくない現実や葛藤を経て、
わかった事が書かれています。
大野さんは、その中で
「人間とは失ってみないと、本当のありがたさはわからない
生き物なのかもしれません。私も両手をなくしてみて、
はじめて手のありがたさが身にしみた人間です。
でも両手がなくても、まだ両足、目、頭、内蔵だって、
しっかりと役割を果たしながら動いてくれています。
ありがたいことです。
もしも、多くの人たちが、身の回りの色々な物への
ありがたさに気づき、幸せに感じてくれたなら、
世の中はもっと微笑みに満ちて、
今より何倍も明るくなることでしょう。」
と仰っています。
そして大野さんは、多くの困難を乗り越えられ、
現在は様々な活動をされており、
熊本、大分、北海道には、ご自身の大野勝彦美術館があるそうです。
僕はこのオフに、是非とも足を運んでみようと考えています。
この本を読んで、僕はいろんな事を考えさせられました。
今年、怪我をした時もそうですが、これまでの自分の人生を
本に書かれてある大野さんの言葉を重ねながら振り返りました。
この気持ちは、とても一言では言い表す事なんて出来ません。
皆さんに、もう少し上手にお伝えしたいのですが、
どんな言葉で表現したらいいのか、正直わかりません。
でも、とにかく心に物凄く響く本です。
人生観を考えさせられる本だと思います。
皆さんも、時間があったら
一度はご覧になってほしいと思います。

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